VALORANTの新マップ「カロード(Kālod)」は、2025年6月のエピソード9 Act 1で追加された多層構造と高低差を活かしたマップです。複雑なレイアウトとダイナミックなポジショニングが特徴で、攻撃側は高低差を活用した戦略が勝利の鍵を握ります。このガイドでは、カロードの特徴、重要なコールアウト、高低差・多層構造を活かした攻撃テクニック、おすすめエージェントを初心者から上級者までわかりやすく解説します。
カロードの特徴:マップ概要
カロードは、インドの古代都市をモチーフにしたマップで、3層構造(地上階、上層階、下層階)と高低差が特徴です。AサイトとBサイトは異なる高さに位置し、Midエリアは複数のアクセスポイントを持つ複雑な構造。テレポーターや回転ドアなどのギミックはなく、ユーティリティとエイムの精度が重要です。
マップの構造
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2つのスパイクサイト:
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Aサイト: 上層階に位置し、高台と狭い通路が特徴。クロスファイアが強い。
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Bサイト: 地上階にあり、開けたエリアと近距離戦のポジションが混在。
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Midエリア: 3層(トップ、ミドル、ボトム)で構成され、AとBへのアクセスポイントが豊富。
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高低差: 階段、エレベーター、ジャンプスポットで層間移動が可能。
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破壊可能な壁: MidボトムとBメインにHP300の壁があり、破壊で新たなルートが開く。
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コンパクトなローテーション: サイト間の移動が速く、素早い判断が求められる。
ユニークな要素
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多層構造: 3つの高さ(上層、地上、下層)が戦術に影響。垂直性を活かしたポジショニングが重要。
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視界の制限: 狭い通路や階段での角待ちが多く、フラッシュやスモークが効果的。
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ジャンプスポット: MidやAリンクの高台へジャンプでアクセス可能、奇襲に有効。
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破壊可能な壁: 戦術的な破壊でルートを増やし、敵の予測を崩す。
カロードはSplitやFractureに似た多層構造を持ちつつ、高低差を強調したデザインで、攻撃側は柔軟なルート選択とユーティリティの連携が求められます。
キーコールアウト
正確なコールアウトはチーム連携の基本。以下はカロードの主要なコールアウトです。
Aサイト
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Aメイン: 攻撃側の主要エントリールート(地上階)。
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Aタワー: Aサイトの高台、クロスファイアに強い。
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Aステア: Aメインから上層階への階段。
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Aリンク: MidトップからAサイトへの通路。
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Aボックス: Aサイトの遮蔽物、ポストプラントで活用。
Bサイト
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Bメイン: 攻撃側のエントリールート、開けたエリア。
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Bアーチ: Bサイト入口のアーチ状構造。
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Bピット: Bサイトの低地、近距離戦多発。
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Bバック: Bサイト奥の守りポジション。
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Bウォール: 破壊可能な壁、破壊でBメインが開放。
Midエリア
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Midトップ: 上層階の高台、両サイトへの視界が広い。
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Midミドル: 地上階、AリンクとBマーケットへの接続。
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Midボトム: 下層階、狭い通路と破壊可能な壁。
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Midエレベーター: 層間移動用の昇降機。
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Midジャンプ: ミドルからトップへ登るジャンプスポット。
これらのコールアウトをチームで共有し、迅速な情報伝達を徹底しましょう。
カロードの攻撃テクニック:高低差と多層構造を活かす
カロードの攻撃では、高低差と多層構造を活用した柔軟な戦略が重要です。以下は具体的なテクニックと戦術です。
1. Midトップの制圧
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目的: Midトップを確保すると、AリンクとBマーケットへのアクセスが容易になり、敵のローテーションを制限。
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戦術:
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ユーティリティ展開: オーメンの「シュラウドステップ」でMidトップに素早く登り、スモークで敵の視線(Aリンク、Bマーケット)を封鎖。スカイの「トレイルブレイザー」でMidボトムの敵を偵察。
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ジャンプスポット活用: Midミドルからトップへのジャンプで奇襲。ジェットの「アップドラフト」で高台を即確保。
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例: レイズの「ブームボット」でMidボトムの角をクリアし、チームでトップをホールド。スモークでBマーケットを封じ、AリンクからAサイトへプッシュ。
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ヒント: Midトップは視界が広いが、敵のスナイパー(チェンバーなど)に注意。フラッシュやスタンで牽制。
2. Aサイトの高低差プッシュ
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特徴: Aサイトは上層階にあり、AメインとAステアの高低差を活かした攻撃が有効。
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戦術:
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クロスファイア構築: ジェットやレイズでAステアを登り、Aタワーからクロスファイア。ブリムストーンのスモークでAメイン入口を封鎖。
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フェイク戦術: Aメインにスモークとフラッシュを展開し、敵をAに引きつける。その間にMidトップからAリンク経由でスプリットプッシュ。
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例: ブリーチの「フォルトライン」でAメインの敵をスタン、ジェットがAタワーへアップドラフトで飛び込み、キルを確保。チームでAボックスにプラント。
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ヒント: Aタワーは守備側のスナイパーポジションなので、ソーヴァの「リコンボルト」で事前に確認。
3. Bサイトの壁破壊ラッシュ
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特徴: BサイトはBウォール(破壊可能な壁)が鍵。壁を破壊するとBメインが開放され、素早いラッシュが可能。
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戦術:
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壁破壊: レイズの「ペイントシェル」(ダメージ150×2)やブリムストーンの「インセンディアリー」でBウォール(HP300)を迅速に破壊。
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ラッシュコンボ: スカイの「ガイディングライト」でBアーチをフラッシュ、レイズのサッチェルで素早くBピットへ侵入。ヴァイパーの「ポイズンクラウド」でバックサイトを封鎖し、デフォルトにプラント。
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例: チームでBメインに集まり、ブリーチの「アフターショック」で壁を破壊しつつ、Bアーチをフラッシュでクリア。2人がBピット、2人がBバックでクロスファイアを構築。
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ヒント: 壁破壊後はMidからのフランクに注意。サイファーの「トラップワイヤー」でBマーケットを監視。
4. ポストプラントの多層ポジショニング
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目的: スパイク設置後、高低差を活かしたポジションでリテイクを阻止。
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戦術:
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Aサイト: Aタワー(高台)とAボックス(地上)でクロスファイア。ヴァイパーの「トキシックスクリーン」でAメインを分断。
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Bサイト: Bピット(低地)とBアーチ(地上)でポジショニング。キルジョイの「ナノスウォーム」でBバックの敵を遅延。
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例: Aサイトプラント後、ジェットがAタワーでオペレーターを持ち、レイズがAボックスでサッチェルを準備。敵のリテイクをクロスファイアで阻止。
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ヒント: エレベーターやジャンプスポットで素早く層間移動し、敵の予測を崩す。
5. フェイクとローテーション
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目的: カロードのコンパクトな構造を活かし、敵のローテーションを誘発して隙を作る。
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戦術:
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Aフェイク: Aメインにスモークとフラッシュを展開、足音で敵を誘引。その間にMidトップからBマーケットへラッシュ。
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Bフェイク: Bウォールを半分破壊し、ユーティリティを展開。敵がBに集まったらMid経由でAリンクへローテーション。
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例: オーメンの「パラノイア」でAメインをフラッシュ、2人がAステアで足音を立てる。残り3人がMidボトムからBピットへプッシュ。
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ヒント: ローテーションは速さが命。Midエレベーターやジャンプスポットで素早く移動。
おすすめエージェント
カロードの高低差と多層構造に適したエージェントを選ぶことで、攻撃の成功率が上がります。
デュエリスト
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ジェット: アップドラフトとダッシュでAタワーやMidトップを素早く確保。オペレーターで高台をホールド。
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レイズ: ブームボットとペイントシェルでBウォールや狭い通路をクリア。サッチェルでジャンプスポットやエレベーターを活用。
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レイナ: フラッシュで近距離戦(Bピット、Midボトム)を制圧。オーバーヒールで生存力アップ。
イニシエーター
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スカイ: ガイディングライトでAステアやBアーチをフラッシュ。トレイルブレイザーでMidボトムの偵察。
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ブリーチ: フォルトラインとアフターショックでBウォールやAメインをクリア。アルティメットでサイト制圧。
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ソーヴァ: リコンボルトでAタワーやMidトップの敵を確認。ショックダーツでポストプラントを強化。
コントローラー
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オーメン: スモークでMidトップやAメインを封鎖。シュラウドステップで高台やエレベーターを活用。
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ヴァイパー: トキシックスクリーンでBメインやAリンクを分断。ポイズンクラウドでポストプラントのラインアップ。
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ブリムストーン: スモークで複数視線を封鎖。インセンディアリーでBウォール破壊や遅延。
センチネル
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キルジョイ: タレットでMidボトムやBマーケットを監視。ナノスウォームでポストプラントを強化。
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サイファー: トラップワイヤーでAリンクやBピットを監視。ケージでBウォールの遅延。
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チェンバー: オペレーターでAタワーやMidトップをホールド。トラップでフランク防止。
おすすめチーム構成
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バランス型: ジェット(デュエリスト)、スカイ(イニシエーター)、オーメン(コントローラー)、キルジョイ(センチネル)。
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ラッシュ重視: レイズ、ブリーチ、ブリムストーン、サイファー。
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高台重視: ジェット、ソーヴァ、ヴァイパー、チェンバー。
高低差・多層構造を活かすコツ
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高台の優先確保
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MidトップやAタワーは視界が広く、クロスファイアに最適。ジェットやオーメンで素早く登り、スモークで敵スナイパーを牽制。
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例: ジェットがMidトップにアップドラフトで飛び、スカイのフラッシュで敵を分断。
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ジャンプスポットとエレベーター
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Midミドルからトップへのジャンプやエレベーターで素早く層間移動。レイズのサッチェルやオーメンのテレポートで奇襲。
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例: Midエレベーターでトップへ上がり、AリンクからAサイトへスプリットプッシュ。
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破壊可能な壁の活用
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BウォールやMidボトムの壁を破壊し、新たなルートを確保。レイズやブリーチの爆発系ユーティリティで迅速に破壊。
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例: Bウォールをペイントシェルで破壊し、Bメインから一気にラッシュ。
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クロスファイアとポジショニング
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高低差を活かし、AタワーとAボックス、BピットとBアーチでクロスファイアを構築。
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例: Aサイトプラント後、ジェットがAタワー、レイズがAボックスで敵のリテイクを阻止。
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フェイクとタイミング
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カロードのコンパクトな構造を活かし、フェイクで敵を動かし、素早いローテーションで隙を突く。
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例: Aメインにスモークと足音でフェイク、Bピットへエレベーターでラッシュ。
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サウンドキューを重視
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階段やエレベーターの移動音、壁の破壊音を頼りに敵の位置を予測。
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例: Bウォールの破壊音で敵のラッシュを察知し、Midからリテイクを準備。
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まとめ:カロードで攻撃を極める
カロードは高低差と多層構造を活かした攻撃が鍵となるマップです。以下のポイントを押さえて、勝利を掴みましょう:
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Midトップを制圧: 高台を確保し、AとBへのアクセスを支配。
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高低差を活用: Aタワーやジャンプスポットでクロスファイアを構築。
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壁破壊: BウォールやMidボトムの壁を破壊し、ルートを増やす。
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フェイクとローテーション: コンパクトな構造を活かし、敵の動きを誘導。
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おすすめエージェント: ジェット、レイズ、スカイ、オーメン、キルジョイで柔軟な攻撃を。