FPS(ファーストパーソンシューター)ゲームで勝率を上げるには、スキルだけでなく適切なゲーミング環境が重要です。特にモニター選びは、反応速度や視認性に直結するため、プロゲーマーもこだわるポイント。
この記事では、なぜ24~27インチがFPSに最適なのか、プロが重視するスペックや選び方の秘訣を解説します。
なぜ24~27インチがFPSに最適なのか?
1. 視野の最適化
24~27インチのモニターは、FPSゲームに最適な視野を提供します。以下はその理由:
視線の移動距離
このサイズは、画面全体を一目で把握しやすく、視線を大きく動かすことなく敵や情報を確認可能。プロゲーマーの多くが、視線移動の効率を重視し、24インチ(特に24.5インチ)を選ぶ傾向にあります。
デスクスペースとのバランス
27インチを超えると、視線移動が遅くなり、反応速度が落ちるリスクが。特に『Valorant』や『Overwatch 2』のような高速なゲームでは、瞬間的な判断が求められるため、24~27インチがベスト。
解像度との相性
24インチはフルHD(1920×1080)、27インチはQHD(2560×1440)に最適。高い解像度でもピクセル密度が適切で、鮮明な映像を保ちながら目が疲れにくい。
2. プロの使用実績
多くのFPSプロゲーマーが24~27インチを選ぶ理由は、実際の競技シーンでの実績にあります:
eスポーツ大会の標準
『CS2』や『Apex Legends』の大会では、24.5インチモニター(例:BenQ ZOWIE XL2546)が標準装備されることが多い。
視認性の高さ
27インチは、遠くの敵を視認しやすい一方、24インチは近距離戦での素早いエイムに有利。プロはゲームスタイルに応じてこの範囲内で選択。
勝率を上げるモニター選びのポイント
FPSで勝つためには、モニターサイズだけでなく、以下のスペックも重要です。
1. リフレッシュレート:144Hz以上を
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重要性:リフレッシュレートが高いほど、画面の動きが滑らかになり、敵の動きを正確に捉えられる。プロは最低144Hz、できれば240Hz以上を推奨。
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おすすめモデル
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24インチ:BenQ ZOWIE XL2546K(240Hz、フルHD)
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27インチ:ASUS ROG Swift PG279QM(240Hz、QHD)
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設定のコツ:ゲーム内設定でフレームレート上限をモニターのリフレッシュレートに合わせ、G-SyncやFreeSyncを活用して画面のティアリングを防ぐ。
2. 応答速度:1ms以下を優先
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なぜ重要か:応答速度が遅いと、動きの速いオブジェクトがブレて見える(ゴースト現象)。FPSでは1ms(GTG)以下のモニターが必須。
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注意点:TNパネルは応答速度が速いが色再現性が低い。IPSパネルは色が鮮やかで視野角が広く、最近は1msに近いモデルも増えている。
3. 解像度とパフォーマンスのバランス
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フルHD(1920×1080):24インチに最適。低スペックPCでも高いフレームレートを維持しやすく、競技向け。
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QHD(2560×1440):27インチでバランスが良い。視認性が高く、グラフィックも美しいが、高性能GPUが必要。
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4Kは避ける:FPSではフレームレートが優先され、4Kは負荷が高すぎるためプロはほぼ使用しない。
4. パネルタイプの選び方
ゲーミングモニターパネルのメリット・デメリット比較表
パネルタイプ | メリット | デメリット |
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TN (Twisted Nematic) |
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IPS (In-Plane Switching) |
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VA (Vertical Alignment) |
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モニターサイズごとのおすすめゲームとプレイスタイル
24インチ
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適したゲーム:『Valorant』『CS2』など、近距離戦や素早いエイムが求められるタイトル。
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プレイスタイル:エイム精度を重視するプレイヤーや、競技志向のゲーマーに最適。
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27インチ
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適したゲーム:『Apex Legends』『Warzone』など、広範囲の視認性が必要なバトロワ系。
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プレイスタイル:マップ全体の状況把握や遠距離戦を重視するプレイヤー向け。
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