『オーバーウォッチ2』(OW2)のダメージヒーローベンチャーは、地下を掘り進むユニークな機動力と近距離での高火力を活かし、敵陣を掻き乱す新星です。
初心者でもそのシンプルな操作性とバーストダメージで試合をキャリー可能ですが、適切な立ち回りとアンチピックへの対策が鍵。このガイドでは、ベンチャーの基本、アビリティの使い方、効果的な立ち回り、アンチピック対策、そして上達のコツを紹介します
1. ベンチャーの基本的なスキル強みと弱み
ベンチャーは、近距離戦に特化したダメージヒーローで、攻撃的なプレイスタイルが特徴。地下移動による高い機動力とバーストダメージを活かし、敵の裏をかく戦術が強力です。
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ロール:ダメージ
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体力:200 HP
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メイン武器:スマートエクスカベーター
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ドリル弾を発射(直撃70ダメージ、爆風40ダメージ)。
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マガジン:12発、有効射程約15メートル。
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アビリティ
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バロウ(Shift):地下に潜り、4秒間無敵で移動速度が50%上昇。浮上時に40ダメージ+ノックバック。クールダウン:6秒。
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ドリルダッシュ(右クリック):前方8メートル突進、60ダメージ+ノックバック。クールダウン:8秒。
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クラバー(パッシブ):キルごとに75のシールドを獲得、最大150までスタック。
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テクトニックショック(アルティメット):半径12メートルで毎秒300ダメージの衝撃波を4秒間放つ。
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プレイスタイル:ベンチャーはフランクや孤立した敵(例:アナ、ゼニヤッタ)を狙い、バロウで奇襲や脱出を行う。アルティメットはエリア制圧や複数キルに最適。
主な特徴
ベンチャーのドリルベースのキットは、近距離でのバーストダメージと予測不能な動きを重視。操作はシンプルで初心者にも扱いやすいが、マップ知識とタイミングが成功の鍵です。
ベンチャーの強みと弱み
ベンチャーの強みは、機動力、バーストダメージ、生存力にあり、適切な状況で圧倒的な脅威となります。
強み
バロウによる高い機動力
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利点:バロウは無敵状態で地下を高速移動でき、チョークポイントやバリア、敵の視線を回避。奇襲や安全な脱出が可能。
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例:ハナムラAポイント攻撃で、メインゲートをバロウで潜り抜け、敵アナの背後に浮上してピック。
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影響:ラインハルトやシグマのような静的防御を無効化し、バックラインのサポートを瞬時に排除。
強力なバーストダメージ
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利点:スマートエクスカベーター(直撃70+爆風40)とドリルダッシュ(60ダメージ)を組み合わせ、1秒以内に130~150ダメージを与え、トレーサーやゼニヤッタ(200 HP)を瞬殺。
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例:キングスロウAポイント防衛で、右階段にバロウで潜り、ゼニヤッタに直撃+ダッシュでキル。
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影響:孤立した敵や低HPのターゲットを素早く排除し、混戦で優位性を確保。
クラバーによる生存力
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利点:キルごとに最大150のシールドを獲得し、実質HPを350まで引き上げる。
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例:ヌンバーニAポイントでトレーサーをキル後、75シールドを得てキャスディの攻撃を耐える。
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影響:キルを連鎖させることで長時間戦闘を継続でき、持続的な脅威となる。
テクトニックショックによるエリア制圧
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利点:アルティメットの衝撃波(毎秒300ダメージ、12m半径)は、ペイロードやポイントを一掃し、ザリアのグラビトンサージと組み合わせると壊滅的。
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例:ジブラルタル最終ポイントでペイロードにバロウで潜り、テクトニックショックで敵を全滅。
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影響:敵のポジションを崩し、重要なキルを確保。
弱み
ベンチャーの強力なキットには明確な弱点もあり、慎重なプレイが求められます。
近距離依存
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弱点:スマートエクスカベーターの有効射程(約15m)と遅い弾速により、中~遠距離では効果が薄い。
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影響:キャスディやウィドウメーカーのようなヒットスキャンに一方的にダメージを受ける。
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例:ジャンカータウンAポイントで、遠距離のウィドウメーカーに狙われ、距離を詰められず倒される。
クラウドコントロール(CC)への脆弱性
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弱点:低HP(200)と近距離戦への依存により、スタン、スロウ、トラップなどのCCに弱い。
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影響:ブリギッテのシールドバッシュやジャンクラットのトラップで動きを封じられ、バロウでの脱出が困難。
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例:ハナムラBポイントでブリギッテのバッシュに捕まり、ドリルダッシュを中断されて即死。
クールダウン依存
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弱点:バロウ(6秒)とドリルダッシュ(8秒)のクールダウンが長めで、誤った使用は脆弱な状況を生む。
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影響:バロウなしでは脱出手段がなく、ドリルダッシュなしではバーストダメージが低下。
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例:キングスロウ防衛でバロウを早めに使い、トレーサーに追われて逃げられず倒される。
アンチダイブヒーローへの弱さ
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弱点:ソンブラのハックやキャスディのマグネティックグレネードなど、アンチダイブツールを持つヒーローにカウンターされる。
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影響:ソンブラのハックでバロウとドリルダッシュが封じられ、キャスディのグレネードでスロウ+バーストダメージを受ける。
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例:ジブラルタルでソンブラにハックされ、バロウ不能でチームのフォーカスを受けて即死。
チーム依存度
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弱点:低HPとダイブ重視のスタイルは、タンク(ウィンストン)やヒーラー(アナ)のサポートを必要とする。
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影響:連携が弱いと、ダイブが失敗し即死するリスクが高まる。
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例:ヌンバーニ攻撃でヒーラーのサポートなくバックラインにダイブし、キャスディにフォーカスされて倒される。
アビリティの使い方とコツ
ベンチャーのキャリーポテンシャルを引き出すには、各アビリティの役割を理解し、状況に応じた使い方をマスターすることが重要です。以下に詳細を解説します。
スマートエクスカベーター(プライマリファイア)
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特徴:直撃で70ダメージ、爆風で40ダメージ。射程約15メートルで、弾速は遅め(リードショットが必要)。
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使い方:
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近距離での直撃:サポート(ゼニヤッタ、アナ)やDPS(トレーサー)を5~10メートルで直撃し、高ダメージを狙う。
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爆風ダメージ:狭い通路(例:ハナムラB階段)や密集した敵に撃ち、複数ターゲットに40ダメージを撒く。
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コンボ始動:ドリルダッシュと組み合わせてバーストダメージ(直撃70+ダッシュ60=130ダメージ)を叩き込む。
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例:キングスロウA攻撃で、右階段からゼニヤッタに直撃(70ダメージ)+ドリルダッシュ(60ダメージ)でキル。
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バロウ(Shift)
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特徴:4秒間無敵で地下移動、移動速度50%アップ。浮上時に40ダメージ+ノックバック。クールダウン6秒。
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使い方
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奇襲:敵のバックラインや高台に潜入し、孤立したサポート(アナ)を浮上ダメージで削る。例:ヌンバーニA攻撃で左高台の敵アナを奇襲。
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脱出:フォーカスを受けた際に地下に潜り、カバー(例:ハナムラAのゲート裏)に逃げる。
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アルティメットセットアップ:テクトニックショック前に敵陣中央にバロウで潜入し、最適な位置を確保。
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例:ハナムラA攻撃でゲート裏にバロウで潜り、浮上ダメージ(40)+直撃(70)で敵アナを削る。
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ドリルダッシュ(右クリック)
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特徴:前方8メートル突進、60ダメージ+ノックバック。クールダウン8秒。
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使い方:
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バーストコンボ:スマートエクスカベーターの直撃(70ダメージ)と組み合わせて130ダメージを瞬時に与え、200 HPの敵を仕留める。
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ポジション崩し:敵を壁に押し付けてノックバックで動きを封じ、フォローショットを当てやすくする。
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機動補助:バロウ後の追撃やカバーへの素早い移動に使用。
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例:ジブラルタル最終ポイントでサーバールームのトレーサーにバロウ浮上(40ダメージ)+直撃(70)+ドリルダッシュ(60)で瞬殺。
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クラバー(パッシブ)
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特徴:キルごとに75のシールドを獲得、最大150までスタック。シールドは時間経過で減少。
使い方
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生存力強化:キル後にシールドを得て、フォーカスを耐える。例:ヌンバーニAでトレーサーをキル後、75シールドでキャスディのグレネードを耐える。
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連続キル狙い:シールドを活用して次のターゲットに突進し、キルチェーンを維持。
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例:キングスロウA防衛でゼニヤッタをキル後、150シールドを得てラインハルトのハンマーを耐えつつトレーサーを追撃。
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テクトニックショック(アルティメット)
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特徴:半径12メートルで毎秒300ダメージの衝撃波を4秒間放つ。発動中は移動可能。
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使い方:
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エリア制圧:ペイロードやポイントに密集した敵に発動し、複数キルを狙う。例:ハナムラB防衛で階段中央にバロウで潜り、敵タンクを一掃。
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奇襲:バロウで敵陣中央に潜入し、テクトニックショックで不意打ち。
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コンボ:ザリアのグラビトンサージやラインハルトのアースシャターと組み合わせ、壊滅的なダメージを与える。
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例:ジブラルタル最終ポイントでペイロードにバロウで潜入、テクトニックショックで敵サポートとタンクを排除。
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ベンチャーアビリティの注意点
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近距離特化:スマートエクスカベーターは遠距離で弱い。バロウで距離を詰める。
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クールダウン管理:バロウ(6秒)とドリルダッシュ(8秒)のタイミングを誤ると脆弱。脱出用にバロウを温存。
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CC対策:ブリギッテやソンブラのCCに注意。バロウの浮上をランダムにずらす。
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アルティメットのリスク:テクトニックショック中はフォーカスを受けやすい。味方のバリアやヒールを活用。
ベンチャーの立ち回りの基本
ベンチャーの立ち回りは、フランク、バーストダメージ、エリア制圧の3つを軸に展開します。以下は基本方針です。
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フランクと奇襲:バロウ(無敵地下移動、クールダウン6秒)で敵のバックラインやサイドルートに潜入し、サポート(アナ、ゼニヤッタ)やDPS(トレーサー)をピック。
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バーストダメージ:スマートエクスカベーター(直撃70ダメージ+爆風40ダメージ)とドリルダッシュ(60ダメージ)のコンボで、200 HPの敵を瞬殺。
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エリア制圧:テクトニックショック(毎秒300ダメージ、12m半径)でペイロードやポイントをクリアし、味方のプッシュや防衛をサポート。
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生存力:クラバー(キルごとに最大150シールド)で耐久力を上げ、バロウで脱出を確保。
プレイスタイル:ベンチャーは近距離戦と機動力が鍵。孤立した敵を狙い、味方のタンクやサポートとタイミングを合わせて動きます。低HP(200)なので、孤立を避け、バロウを温存してリスクを管理。
ベンチャーのの立ち回り
攻撃時
攻撃では、ベンチャーの機動力を活かし、敵の防衛ラインを崩す役割を担います。以下は主な立ち回りとマップごとの例です。
主な役割
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バックラインへのダイブ:バロウで敵サポート(アナ、ゼニヤッタ)を奇襲し、早期ピックで人数有利を作る。
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タンク削り:ドリルダッシュ+スマートエクスカベーターでタンク(ラインハルト、シグマ)を削り、味方のプッシュを補助。
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アルティメットで突破:テクトニックショックで敵の密集地を一掃し、ポイントやペイロードを制圧。
防衛時の立ち回り
防衛では、ベンチャーはフランカー対策とポイント守備を担当。敵のプッシュを遅らせ、リテイクでアルティメットを使う戦術が有効です。
主な役割
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フランカー対策:バロウでサイドルートを監視し、敵トレーサーやゲンジを牽制。
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サポート保護:味方サポート(ゼニヤッタ)の近くで戦い、敵ダイブをドリルダッシュでカウンター。
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アルティメットでリテイク:テクトニックショックでポイントやペイロードを奪還。
ベンチャー立ち回りのコツと注意点
コツ
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バロウのタイミング:敵サポートが孤立した瞬間や、敵タンクがバリアを展開したタイミングでバロウを使い、奇襲を仕掛ける。
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コンボ優先:スマートエクスカベーターの直撃+ドリルダッシュで130~150ダメージを確実に叩き込み、200 HPの敵を優先。
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マップ活用:狭いマップ(ハナムラ、キングスロウ)では死角や通路を、バロウで積極的に利用。開けたマップ(ジャンカータウン)ではカバーを活用。
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味方との連携:タンク(ウィンストン)のダイブやサポート(アナ)のヒールに合わせ、フォーカスを集中。
注意点
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低HP(200)のリスク:クラバーのシールドに頼らず、バロウで脱出を常に確保。
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CCへの脆弱性:ブリギッテのバッシュやソンブラのハックを警戒。バロウの浮上をランダムにずらす。
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クールダウン管理:バロウ(6秒)とドリルダッシュ(8秒)のクールダウンを意識し、無駄遣いを避ける。
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孤立の危険:単独で深追いするとフォーカスを受けやすい。味方の位置を確認し、連携を優先。
ベンチャーのアンチピックと対策
ベンチャーは近距離で強いが、特定のヒーローに弱い。主なアンチピックと対策を解説します。
主なアンチピック
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キャスディ:マグネティックグレネード(131ダメージ)でバーストダメージ。スロウでバロウの逃げを封じる。
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ブリギッテ:バッシュ(スタン)とウィップショットでベンチャーを瞬殺。アーマーでダメージ軽減。
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ジャンクラット:トラップでバロウの浮上を封じ、グレネードでバーストダメージ。
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ソンブラ:ハックでバロウとドリルダッシュを封じ、ステルスで奇襲。
対策
キャスディ
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バロウでキャスディの射線外(15m以上)に潜り、死角から直撃+ダッシュ。
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グレネード発動音を聞き、バロウで即地下に逃げる。
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味方のダイブDPS(ゲンジ)にキャスディをフォーカスさせる。
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ブリギッテ
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バロウでブリギッテのバッシュ範囲(6m)外に浮上。
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ドリルダッシュでバリアを削り、直撃で瞬殺。
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味方のタンク(ラインハルト)にブリギッテをフォーカスさせる。
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ジャンクラット
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バロウでトラップを回避し、ジャンクラットの足元に浮上。
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ドリルダッシュで壁に押し付け、直撃でキル。
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味方のスナイパー(ハンゾー)にジャンクラットを任せる。
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ソンブラ
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バロウでソンブラのハック範囲(15m)外に移動。
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浮上ダメージ+直撃でステルス解除を誘発し、瞬殺。
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味方のセンチネル(トールビョーン)にソンブラを牽制させる。
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